家づくりの原点とは何か?本来あるべき住宅の姿

住宅選びのバイブル Vol.09

家づくりの原点とは何か?

「家を建てる」という行為は、本来「安心して暮らせる場所をつくる」ことに他なりません。
ところが現代の日本の住宅は、売り手都合の設計やコスト重視の仕様により、“住む人の暮らし”が置き去りにされることも少なくありません。

最低限のルールが「基準」になってしまっている

日本の建築基準法は「最低限の安全を確保するためのルール」にすぎません。
しかし現実には、その最低限を“標準”として扱い、それ以上の工夫や配慮を行わない家づくりも存在します。
結果として、寒い家、湿気のこもる家、光が入らない家など、本来避けるべき住宅が“法律的にはOK”として建てられてしまいます。

本来の住宅とは、長く住み継がれるべきもの

昔の日本家屋は「100年住むことを前提」に建てられ、地域の風土や素材、気候に合わせて工夫されていました。
しかし現代は「30年後に建て替える前提」の住宅が主流。これは本来のあり方ではありません。

自然と調和する家づくりの再評価を

これからの時代、住宅は“売り物”ではなく“暮らしの器”としての価値が求められます。
自然素材の利用、風通し・断熱性の工夫、家族の変化に対応できる可変性──そういった本質的な価値に目を向けることが大切です。

まとめ

家づくりにおいて大切なのは、「いかに長く快適に暮らせるか」という視点です。
最低限の基準ではなく、「どう暮らしたいか」を出発点に、設計や建材を選ぶ。
その積み重ねが、安心して住み継がれる“本来あるべき住宅”を生むのではないでしょうか。